筋肉合宿U
2007. 8/4~6
参加者
4年:片岡
3年:大津留
2年:嘉藤、鈴木(首謀者)、広渡
1年:室澤
1日目:国立駅→東山梨駅→杣口林道→川上牧丘林道→大弛峠→桃源郷公園
2日目:桃源郷公園→御坂峠→河口湖→富士スバルライン→道の駅・富士吉田
3日目:道の駅・富士吉田→篭坂峠→ふじあざみライン→御殿場駅→国立駅
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第一章 天空への挑戦(総走行距離90km 総UP数1900UP)
長かった梅雨の季節もようやく過ぎ去り、夏・真っ盛りな時期がやってきた。
重苦しい夏学期末のテストやレポートから解放されて真の自由を掴み取った我々は、
不本意にも不発に終わった筋肉合宿の第2弾を決行することとなった。
今回の合宿の行き先は日本最高所の車道峠・大弛峠や富士山など、非常に辛そうな場所がチョイスされている。
というのも、最近急激に体育会へとシフトし以前とは別人格となってしまった鈴木がプランナーだからである。
合宿当日は天気良好だった。荷造りを終えて国立駅に向かい、そこから東山梨駅まで輪行する。
長くて退屈な電車旅を2時間程度満喫し、灼熱の太陽の下で輪行を解除する。
大弛峠に続いている杣口林道に向かう途中、コンビニで補給&昼食となった。
過酷な猛暑に予想外の消耗を強いられつつ、今後の行程を考慮して2Lのスポーツドリンクなどを購入し、重さUP。
杣口林道は特に勾配がキツいというわけでもなく、ただ静かな山道だった。
途中、桃の露天販売に立ち寄り、桃や梅シロップを頂くといった御好意を受ける。
桃を1玉購入して、再び登坂に挑む。
そろそろもういいだろう、そんなことを考えているとダムの手前で鈴木たちが待っていた。
第1フリー山岳賞は、暇な時間の大半を自転車に費やし、加えて無礼キャラを確立しつつあるムロサワことモロミザワだった。
暫くの休憩の後、川上牧丘林道へと進む。
この林道は一部ダートがあり、路面も悪い状態だった。勾配はキツくなく、緩い坂が続く。
10km進んで第2フリー山岳賞はまたしてもモロミザワだった。
「頑張りましたよ。」とモロミザワ。
高い標高と木々に閉ざされた日陰で体が冷え始めたところで、第3フリーの開始。
疲労のたまって悲鳴を上げる背筋をさらに酷使して、大弛峠までの最後の4kmを進む。
眺望のない道を進むこと30分弱、ついに日本最高所の車道峠・大弛峠を制覇する。
眺望はゼロ、達成感もほぼゼロ、心に去来したものは何かに裏切られた失望感だった。
乗鞍、渋、そしてこの大弛と日本3大高所を制覇した大津留さん、片岡さん(ガチさん)の表情はどことなく寂しそうだった。
そして山岳賞は今回もモロサワ。「今日は頑張りましたよ。」
峠での記念撮影を終え、大弛峠を下る。もう二度と来ることはないだろうな。
1000m以上の標高差を下りながらどんどん上がっていく気温を感じて、懐かしい気持ちになる。
峠を下りきり、モロサワ、大津留さん、ガチさんは塩山駅へ向かい、合宿を離脱する。
3人に別れを告げたあと、東山梨駅で1時間以上待たせている広渡(先生)を迎えに行く。
暗い駅の駐輪場にいた先生は泣いたり怒ったりしていないか心配だったが、普通の状態だった。
ちゃんとテントを持ってきているかどうかも心配だったが、それも杞憂に終わった。
「ご飯にする?それともお風呂する?」と鈴木。
愚問だ。
「じゃあ、鈴木で」
そんな会話がなされた後、「ももの里温泉」へと向かう。
温泉で酷使した肉体を癒した後、付近のコンビ二で遅い夕食をとる。
宿泊予定地の桃源郷公園は既に門が閉められており、駐車場付近の芝生にテントを設営する。
1ヶ月後の三商のこと、読んでいる小説のこと、先生の後期過程への進学のこと、
合宿の参加人数の少なさを鈴木が不満に思っていることなど、
各人の心情吐露を交えながら夜も更けてきたところで、テントに入り就寝する。
第二章 激走・富士スバルライン (100km 2000UP)
蒸し暑く寝苦しかったテントからでると、この日も晴天だった。
荷造りをして昨夜訪れたコンビニにて朝食をとる。
まず御坂峠に向かうのだが、高い気温と容赦ない直射日光で体力の消耗が激しい。
途中の自販機にて休憩をとり、再び御坂峠を目指す。
御坂みちには、新御坂トンネルと御坂峠へと続く道との分岐があり、そこからフリー開始となった。
勾配は緩やかだが、路面が悪い箇所が少なからずあり走りにくかった。
峠のトンネル前に全員が到着し、トンネルを通る。
この御坂トンネルは非常に暗く、決して一人で通りたくなるようなものではなかった。
トンネル内では後続の車がサイドミラーを鈴木の手にぶつけるというイベントが発生したが、鈴木に怪我は無かった。
トンネルを抜けると、高台から河口湖を見渡す景色が広がっていた。
残念なことに富士山は見えなかったが、山間に見える河口湖が綺麗だった。
富士吉田付近のスーパーで昼食後、本日のメインである富士スバルラインに挑む。
本当はあまり気が進まなかったのだが、鈴木が真剣なので渋々登ることにする。
料金所前のトイレ裏にテントなど不要な荷物を置き、富士スバルラインへの挑戦が始まる。
平均勾配は4%程と聞いていたが、やはり緩い坂だった。
しかし距離が20km以上もあるので何度も心が折れそうになる。
序盤は気温が高く、熱くて仕方なかったが進むにつれて標高も高くなり、走っていて寒いと感じる部分もあった。
走り続けること2時間弱、ついに五合目へ辿り着き富士スバルラインを制覇する。
鈴木―1:45、嘉藤―1:52、広渡―2:10、くらいのタイムだったような気がする。
山頂を見上げるとそれはもう壮大な光景で、圧倒された。
しばらく時間をとって売店で部員へのお土産を購入したり、記念撮影をしたりする。
ちなみに500mlペットボトルの値段は200円であり、大弛峠価格の250円を下回っていた。
五合目からの景色を満喫した後、名残惜しいがそろそろ下ることにする。
ここで一人だけサイドバッグを装備して登ってくるという前フリを済ませていた広渡は、
防寒用の上着を下に忘れてきてしまったことを告げる。流石だ。
下りの道は非常に快適で、途中ママチャリがわざわざ隊列に入ってきたり、
寒い中半袖ジャージ&レーパンで前方を下っていく荷崩れ王・広渡のサイドバッグが半開きだったりしなかったら、
より楽しめたと思う。
本日の全行程を消化して銭湯で汗を流し、
そして夕食は「好きなものを食べればいいんじゃないか」という広渡の提言によって各人がバラバラに食べることになった。
その後は道の駅・富士吉田にテントを設営し、就寝する。
最終章 筋肉の終焉 (50km 1100UP)
合宿最後を飾るこの日は、ふじあざみラインに挑む。
まず篭坂峠を越えていく。この峠は勾配はキツくなく、おまけに山中湖側からは距離も短かった。
フリー区間を終えて篭坂峠で止まっていると、後からやってきた広渡が「どうしたの?」と聞いてくる。
どうやらここが峠だと気づかなかったらしい。
「篭坂峠」と書いてある大きな看板があるのに。あぁ、だから渋峠も気付かないで下っちゃったんだね。
篭坂峠を下ると、合宿ラストの難所・ふじあざみラインの入り口があった。
コンビニで休憩後、道端の草むらに不要な荷物を置き、最後の戦いが始まる。
最初のほうは長い直線の坂が続く。やたら疲れるなと思ったら、下ってくるとき12%の表示を発見した。
直線急坂地帯を越えると、少しばかりのやや緩い傾斜のカーブがきて、その後真の地獄が始まった。
何%あるのかは知らないが、相模湖合宿所のような激坂がこれでもかといわんばかりに続く。
蛇行しながら何とか走るも、気を緩めると止まってしまいそうだった。
そんな感じの激坂が続き、あと2kmをきったところで、変速に異変を感じる。
インナー×ローとセンター×ローしか使えなくなっていた。
しばらくその状態で走っていると、チェーンがインナー側に脱落。そしてなんとプーリーが崩壊。最近こんなのばっかだな。
慌てて部品を探すも、ワッシャーが1枚見つからない。仕方なく諦める。
素直に戻りたがらないプーリーを苦戦の末再セットして、再び5合目を目指す。残り2km弱の道も、期待通りの急勾配だった。
マシントラブル含め走り続けること約2時間、筋肉合宿の最後にふさわしいふじあざみラインを制覇する。
今までで最も手ごわい登坂だった。できればもう来たくないな。
ちなみに5合目からの眺望は、あざみ<スバル。
また、ここの500mlペットボトルの値段は300円で、結局「あざみ(300円)>大弛峠(250円)>スバル(200円)」という結果だった。
その後は御殿場から国立まで輪行し、やりすぎた筋肉合宿Uは幕を閉じた。
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